「ああっ、やめて、お願っ…」
尚輝はやめてくれなかった。
尚輝が動く度に、強い快感が突き抜け、苦しい。
体がばらばらになってしまいそうだった。
何かにしがみつきたいのに、力が入らない。
「ああっ、いやぁ」
お願い…
何度も何度も快感が突き抜け
何度も何度も抑えることの出来ない声が漏れる
どれくらい時間がたったのか分からない
苦しい…お願い…
「尚輝っ…尚輝っっっ!!」
必死で名前を呼んだ。
尚輝の動きがふっと止まった。
「尚輝…お願い…苦し…抱きしめてて…お願い」
必死で声を出すけれど、言葉になっているのかすら分からなかった。
「…ごめん」
尚輝の小さく震えた声が聞こえたような気がした。
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