待ち焦がれた逢瀬で彼にひたすら求められ、苦しいほどの快感を与えられてなお渇望される (ページ 6)
尚輝の顔がみたくて、必死で目をあけた。
尚輝は切なそうに顔を歪めて、肩で息をしている。
感じているその顔がたまらなく愛おしい。
しばらくして、尚輝がゆっくりと体を動かし始めた。
その度に快感が体の中を突き抜ける。
動きが徐々に速くなり、快感が増していく。
何かに掴まっていないと、どうにかなってしまいそうだった。
尚輝の背中に手をまわし、しがみつく。
「ふっ…っ…」
尚輝の呼吸が更に荒くなり、終わりが近くなる。
「くっ…ぅ…花菜っ」
最後に強く、打ちつけられ、体がもっていかれそうな快感と共に、最後を迎えた。
――イッてしまった後も、中がひくひく動き、なかなかおさまらない。
尚輝の顔が見たかったけど、体の力が抜け、顔を上げることが出来なかった。
尚輝の荒い呼吸が、部屋に響く。
………!…え?
尚輝が私の中で大きくなるのが分かった。
尚輝は少し体を起こすと、再び私を貫いた。
「あああああっ」
力が全く入らない体を貫かれ、悲鳴に近い声が漏れた。
声すら我慢することが出来ない。
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