待ち焦がれた逢瀬で彼にひたすら求められ、苦しいほどの快感を与えられてなお渇望される (ページ 4)

尚輝はびっくりした表情で、一瞬固まった。

尚輝も呼吸が荒い。

少し時間をかけて息を整えると、深い溜め息をついた。

「ごめん…。大丈夫?」

尚輝の手がそっと私の頬にふれる。

「……。俺、今日ダメかも…。花菜が欲しくてたまらないんだ。理性飛んじゃいそうで…。優しくしたいのに…優しくできる自信がない… 」

苦しそうに見つめてくる尚輝にすごくドキドキして、胸がしめつけられる。

こんなに自分を欲しいと思ってくれる尚輝が愛おしくてたまらなかった。

「尚輝。そんな風にね、私を欲しいって思ってくれてうれしい」

自分から尚輝にそっとキスをした。

尚輝の顔が一瞬苦しそうに歪んだ。

何かを考えるように、動かない。

尚輝の呼吸がだんだんと荒くなり、体が小さく震えている。

かすかな吐息が漏れた次の瞬間、ぐっと体を引きよせられた。

片手で頭を抱えられ、尚輝の舌が激しく、深く押し入ってきた。

何度も何度も舌を絡めとられ、体の奥が痺れるような快感にのみこまれる。

尚輝の唇が首筋へと降りていく。

舐められ、唇で首筋を吸われると、快感が首筋から背中へと走った。

「ふっ…ぅ…」

思わず声がもれる。

唇を離した尚輝は、強引に私をベッドに押し倒した。

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