過去の恋に傷ついた私。素敵な彼の優しい言葉と愛撫で緊張がほぐれていって… (ページ 3)
「好きだよ」
耳元で甘く囁かれた言葉に、彩樹の胸が熱を持つ。
もう一度キスされて離れた悠人の唇は、彩樹の喉を撫でて右の乳房に触れた。
柔らかい突起にキスをした後、優しく愛で始めた。
「あっ……」
空いている胸は悠人の右手で撫でられ、左手は尻の感触を楽しんでいる。
いろんなところを同時に責められて、彩樹は混乱してどうすればいいのかわからなくなった。
たまらなくなって枕の端を掴んだ。
悠人は唇を胸から離して、彩樹の耳元で囁いた。
「硬くなってきたよ」
彩樹は羞恥で目を閉じた。
「視界を塞ぐと感度が上がるって言うよね」
それは彩樹も聞いたことがあるけれど、されていることの恥ずかしさで目を開けることができない。
悠人は彩樹の体中にキスを落としていく。
首筋、鎖骨、胸、へそ。
彩樹は息をのんだ。
悠人の手が彩樹の膝の裏を掴んで、閉じていた脚を大きく広げた。
アソコに視線が集中している。
恥ずかしくなった彩樹は両手で顔を隠した。
「綺麗だね」と悠人は言った。
彩樹は何も返すことができなかった。
全身が熱くなっていく。
悠人がソコにふうっ、と息をかけた。
「う……」
予期せぬ刺激に思わず彩樹は声を上げた。
「彩樹、優しくゆっくりしたいけど、俺も限界。でも今日は金曜だし、日曜までたっぷり時間あるからいいよね」
確かに今は金曜だ。会社員である二人は土曜と日曜は休みである。
まさか、日曜日までエッチしているわけじゃないよね?
その疑問を訊ねようとした彩樹だったが、強烈な刺激に襲われてしまった。
「ああっ!」
悠人が秘部を包む皮を指で上にずらし、露わになった敏感なそこを舌で舐め始めたのである。
「あっ、やっ、待って、いきなりそんな……ああっ」
ミルクを飲む猫のように上下に舌を使ったと思ったら、左右に動かしたり、舌で押したり、コロコロ舐めまわされる。
指は彩樹の膣口を撫でる。
次第に淫らな液が溢れてくる入り口の感触を楽しんだ悠人は、ゆっくりと中に指を沈めていった。
人差し指で優しく探った後、中指も入れて彩樹の中をほぐしていく。
「あっ、はっ、やっ、待って私っ、もう…」
「イっていいよ」
そう言われた直後、悠人にクリトリスを吸われた。
「ああああああっ」
彩樹は悠人の愛撫で絶頂したのだった。
悠人は自身のペニスを彩樹の膣口にあてがった。
そこは彩樹の愛液と悠人の唾液でびしょ濡れだ。
「これなら痛みは少ないかな。でも痛かったら言ってね」
そう言いながら悠人の手が彩樹の頬を撫でる。
彩樹は悠人の目を見て小さく頷いた。
悠人のペニスが、ゆっくりと彩樹の中を開いていく。
「んぅ……」
以前と違って滑らかに入っていくことに彩樹は安堵した。
あのときは全身が裂けるんじゃないかと思うくらい痛かったのだ。
今は少し痛みがあるけれど、堪えられないほどではない。
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