「意地悪されたくて、猫の飴を買ってるんでしょうが」年に一度、夏祭りにだけ手に入る欲しいもの (ページ 6)
達したばかりの体は敏感で、わたしはそれだけでまたイってしまった。
声も出せないわたしの腰を掴んで、利人さんは激しく突いてくる。
「はぁ…ぁっ…はぁ…」
「中もぐしょ濡れですよ。そんなに気持ち良かったんですか」
「ぅん、気持ちいいよっ…」
利人さんの熱が出たり入ったりする度に、新しい熱が生まれてわたしを溶かした。
「ひぁ、だめっ…いくの止まんないよぉ…」
連続する絶頂に、頭がおかしくなりそう。
「千星さんのいやらしい声、誰かに聞かれる前に、終わらせねぇとな」
利人さんはわたしを強く抱きしめると、がつがつと腰を打ちつけてきた。
「今度は俺が出す番ですよ?」
花火の音に紛れて、利人さんが耳元で囁く。
「ん…出してっ…出してぇ…」
「千星さん…っ…」
「ああぁ…!!」
びくんびくんと分身が脈打つのを感じながら、わたしは絶頂に飲まれた。
きっと、来年も、わたしは猫の飴を買わずにはいられない。
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