「意地悪されたくて、猫の飴を買ってるんでしょうが」年に一度、夏祭りにだけ手に入る欲しいもの (ページ 5)

「声なら、もう出てますよ」

「ちが…ぅ…」

利人さんの指は容赦なく、わたしの内側を刺激し続ける。

込み上げてくる感覚を我慢しようとすればするほど、快感が深まってしまう。

「も、出るっ…で…んんふ…ぁっ!!」

ぱたたぱたたと水滴が地面に落ちる音がした。内ももからくるぶしまで、温い液体が伝っていく。

「今年もたっぷり、吹きましたね」

自分の濡れた顎を拭い、利人さんがわたしを見上げる。

「利人さんの意地悪…」

「意地悪されたくて、猫の飴を買ってるんでしょうが」

全てを見透かされている。

「ほら、後ろを向いてください。千星さんが一番、欲しいものを差し上げますから」

わたしは飴みたいにぐにゃぐにゃの体で、オブジェに縋るようにしてお尻を突きだした。

「早く…利人さん…」

「こうですか?」

ぐしょぐしょの場所に、利人さんの分身がずぷりと挿し込まれる。

コメント (0)

コメントを書く