勘違いから兄に嫉妬している男の子が家庭教師に望んだご褒美
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勘違いから兄に嫉妬している男の子が家庭教師に望んだご褒美 (ページ 1)
「綾子センセ。出来ましたよ」
翔クンは私のサークルの先輩の弟で、先輩から家庭教師を頼まれて教えている。
家庭教師なんか必要ないんじゃないの?と言うほど優秀で。
今日も私が予想した時間の半分ぐらいで希望大学の去年の入試問題を解いて見せた。
「うん。このままいけば大丈夫」
「綾子センセ。この前の模試。条件クリアしたから約束していたご褒美」
入試直前模試でA判定を出したらご褒美をあげる約束をしていた。
「わ。凄いね!でもエッチなご褒美はダメだぞ~」
私が見た事のないような全国順位で、見事にA判定になったその模試結果を眺めながら
冗談半分でそんなことを言えば。
「綾子センセも甘いな」
そう呟いて私の顔を下から覗きこんだ。
「え・・・・」
「思春期の高校生男子舐めるなよ」
「・・・・」
「エッチなこと以外のご褒美なんかいらないよ」
「翔クン。でもそんなのダメよ」
「何がダメなんだよ。センセだって想像ついてたんじゃないの」
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