浮気の潜入捜査でコンビを組まされた先輩に教わる嘘つきの見分け方 (ページ 2)

「やっぱり、アソコへ向かうようだな。」

「定宿ってヤツですか?」

「そうだ、俺たちも行くぞ。」

ターゲットが入った後をすぐに付けてホテルへとチェックイン。

「よし、ここまでは上出来だ。」

義人さんは壁に何かの機械を取りつけながら話しかけてきました。

「ちなみに、真由はこんな所へ来た事はあるのか?」

「そりゃぁ、ありますけど・・・。」

「嘘をつくな。」

(うっ、なぜわかったんだろ?)

「人は、嘘をつく時な左上へと視線が移るんだ。」

「じゃあ・・・。」

「お前の視線を見ていると、確実に分かる。」

「じゃあ、義人さん?」

「なんだ?」

「私とホテルに入って本当は興奮しているでしょ?」

「・・・そんな事はない。」

(あれっ、今確かに・・・。)

「本当は私の事・・・好きでしょ?」

「・・・。」

(まただ、確かに左上に視線が・・・。)

「真由っ!!」

義人さんが私に覆いかぶさってくるのに時間は掛かりませんでした。

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