マッサージ店を訪れたら、年下のマッサージ師くんにエッチな施術をされてしまい…!?
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マッサージ店を訪れたら、年下のマッサージ師くんにエッチな施術をされてしまい…!? (ページ 1)
わたし、春香がそのマッサージ店を訪れたのは、日々の労働でずいぶん体が強張っていたからだった。
わたしは事務職で、毎日のようにデスクワークをしている。
そのため足が象のようにむくんだり、肩が岩のように硬くなったりしてしまう。
繁忙期を乗り越え、ようやく一息ついたとある夕方。
わたしは同僚の女性から聞いたとあるマッサージ店に行くことに決めた。
その店の名前は「まどろみ」。
まどろんでしまいそうなくらい気持ちいいらしいとのことで、わたしの期待は十分だった。
そしてわたしがマッサージ店の中に入ると、そこに現れたのは一人の精悍な顔立ちの青年だった。
この店の施術師であるらしいその青年は、青島と名乗った。
「こんばんは、春香さん。当店のご利用は初めてですか?」
「ええ、今日が初めてなんですが……。予約なしでも大丈夫ですか?」
「もちろん大丈夫ですよ。今日は珍しく人も少ないですし、ぼく、一生懸命頑張りますね!」
自分より年下に見える彼は、人懐っこい笑みを浮かべると、わたしを更衣室に通した。
施術着に着替えて施術室へ向かうと、リラックスできそうな音楽が流れるとともに甘く、それでいて不快ではない良い香りがした。
施術台も、ほかのマッサージ店とは違い少しおしゃれで、わたしは期待以上だと心をときめかせる。
施術室に青島くんが入ってきた。
そしてわたしに施術台に横たわるよう言うと、薄手の手袋をはめる。
「これから使用するオイルはどんな匂いがいいですか?」
「え、選べるんですか?」
「そうなんですよ。ぼくのおすすめはローズなんですが」
「じゃあ、それで」
とろりと手袋にローズの香りがするオイルを垂らす青島くん。
その様子はどこかエロティックで、わたしは思わず息を呑んだ。
そういう目的でマッサージをしに来たわけじゃないんだ、とわたしは首を振る。
けれどもわたしは、同僚の少しいやらしい言葉を思い出していた。
「マッサージ店、すっごいイケメンがいてさー。わたしあんなイケメンになら抱かれたいかも」
わたしは思わず赤面してしまう。
ちらりと視線を青島くんに向ければ、彼はこちらを向いてただにこりと笑った。
変な妄想をしていたことに気づかれていませんように、と祈りながら、わたしはきつく目を瞑った。
「ではマッサージを始めていきますね」
青島くんの声でわたしは体を強張らせた。
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