そういえば私、本名知らない……。
女性にしては背が高いし肩幅もあるなーって思っていたけれど、そっちの人だったの?
混乱している私を、先生は楽しそうに眺め、耳元で囁く。
「ま、俺の誤解がとけたところでだな。お仕置き再開かな」
「え!ちょ、なんで……」
「彼氏を疑うなんていけない子だ。せっかくだし、コレ使うか」
そう言った先生の手には、猫耳カチューシャ。
「もぉ!先生のえっち!変態!」
私に笑いかける蜂須賀先生には、冷たさなんて微塵もない。
いたずらにキスを仕掛けられて、先生の腕の中で幸せにまどろんだ。
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