苦手な体位で湧き上がるほどの快感を与える彼の想いが気付かせる素直な気持ち

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苦手な体位で湧き上がるほどの快感を与える彼の想いが気付かせる素直な気持ち (ページ 1)

「じゃあ、凛はどんな体位がすきなんだよ?」

会社の飲み会。

シティホテルの地下に入っている居酒屋の座敷。

参加者も、もうあらかた酔っ払いばかり。

喧騒の中、急に真顔で問いかける同期の男子に、ついうっかり、

「んー、バックかな」

と答えてしまった。

少し、酔いすぎたかもしれない。

私を見つめる彼の視線に、体の芯が疼く。

「・・そういう亮太はどうなのよ」

ごまかすように慌ててきき返すと、

「俺は、やっぱり正常位。感じる顔が見たいから」

と、相手は視線を外さず真剣な瞳で彼女の問いに答えを返す。

どう答えていいのかわからず、返答に詰まっていると、

「私もー!」

と、亮太の隣の女子が、彼にしなだれ掛かるようにして、会話に参加してきた。

彼狙いの後輩だ。

「・・お前のみ過ぎ」

彼が苦笑して、彼女を押し戻すが、全く意に介さず、しなだれかかる。

「正常位、すきー」

そういって、ベタベタと甘える彼女を故意に無視し、なおも凝視してくるその視線に、なんだかドキドキして、凛は慌てて目を逸らした。

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