終業後の店。私は店長と、二人だけの秘密を交わす。

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終業後の店。私は店長と、二人だけの秘密を交わす。 (ページ 1)

「じゃあみんなお疲れさま」

レジ締めを終えた店長がバイトに言った。

そして私にアイコンタクトをしてくる。

そう、終業後のこの職場には、私と店長の秘密があるのだ。

従業員が帰り、バックヤードには私と店長の二人だけになった。

店長の名前は亀田という。

私は高校生のころからこの店でバイトとして雇ってもらっていた。

大学受験に失敗した私を再び雇ってくれて、正社員にまでしようとしてくれている。

頭が上がらない人だ。

そんな亀田さんが、ある日休憩室で泣いているところを見かけたのがすべての始まりだった。

その時彼は、奥さんに浮気をされてひどく傷ついていたらしい。

私が声をかけると最初は戸惑っていたものの次第に感情を吐露しだした。

ぽつぽつと涙をこぼす亀田さんがまるで子供のように思えて、私は座っている彼を後ろから抱きしめた。

そのころ私に彼氏はいなかったし、そもそも私のような子供に大人の亀田さんが恋愛感情を抱くことなんてないだろうと思っていた。

けれど。

「横山さん、俺寂しいよ」

そうつぶやいた彼の瞳は人のぬくもりを求めていた。

「私でも、それは埋められますか?」

そう囁いて、亀田さんの頬に口づけを落とした。

彼は無言で、私を自分の太ももの上に座らせて抱きしめた。

「ん」

彼は少し息を荒げて私の体を愛撫してゆく。

耳まで熱くなってきて、きっと私のあそこはもう濡れているだろうな、と思った。

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