政略結婚をした年の離れた2人。それぞれ公認で夫は愛人、妻は彼氏を作っていたが・・・ (ページ 3)

一瞬耳を疑う。

悟の顔を見ると、見たこともないくらい真剣な目をして瞳のことを見つめていた。

『瞳は、嫌々、俺と結婚したのを知っている。俺も正直結婚はまだいいと思っていた。

でも・・・瞳のことは・・・子供の頃からずっと見ていた』

『子供の頃から?』

突然の告白に瞳は驚きを隠せなくて、心臓が高鳴っていくのを感じた。

あまりに突然のことで、言葉が出てこない。

『瞳より20も上の男・・・嫌に決まっているよな。でもこのままじゃダメだと思って、俺はキレイさっぱり清算してきた』

『悟さん・・・』

悟はそう言うと、瞳の身体にブランケットを掛けて、

『悪かった。いきなり・・・』

そう言うと、ベッドから立ち上がろうとした。

『悟さん・・・行かないで・・・』

瞳は後ろから悟を抱きしめた。

そういえば、子供の頃、父親の所へよく来ていた男性が居たことを思い出した。

『お兄ちゃん、お兄ちゃん』と言って、構ってもらっていた。

あの時のお兄ちゃんが悟だったのか・・・

『もしかして、あの時のお兄ちゃん?』

しばらくの間沈黙が流れて、悟が言う。

『瞳、可愛かったもんなぁ・・・今はすっかり大人の女性だけど』

瞳は強くギュっと悟を抱きしめた。そして、悟の背中に自分の乳房を押し当てていた。

『あの時のお兄ちゃんだったなんて・・・今思い出した・・・よく、大きくなったらお嫁さんにして。と言っていたこと。』

『無理もないよ・・・あれから随分月日が流れたから・・・』

『悟さん・・・ごめんなさい、私・・・ずっと忘れていた。私を本当の悟さんの女にして』

その言葉を聞き、悟は瞳の方を振り返るとベッドに押し倒し、激しく唇を重ねてきた。

悟は瞳の唇を激しく吸いながら、肉厚の舌をねじ込みながら唇の中に入れた。

瞳も悟のキスに応じるように、舌を絡めた。

いやらしくお互いの唾液を混ぜ合いながら、舌と舌が絡み合う。唾液の絡まるピチャピチャクチュクチュという淫靡な音が部屋に響き始めていた。

瞳はもっともっと・・・という物欲しそうな表情をしながら、悟の唇に吸い付いた。

悟はキスをしながら、瞳の乳房を持ち上げるようにして揉み、乳首を指先で触れた。

乳首に触れた時、瞳の身体はビクンと反応して、身体を反らしながら小さな喘ぎ声を漏らした。

そして、乳首の先を硬くさせているのを悟は指先で確認した。

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