卒業後も忘れられなかった先生と…大人の余裕たっぷりの身も心もとろけちゃう夜

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卒業後も忘れられなかった先生と…大人の余裕たっぷりの身も心もとろけちゃう夜 (ページ 1)

「大人の女性になったね」

大学を卒業してちょうど1年後のことだった。

ずっと恋に近い憧れを抱いたままだった雅先生からのメール。

卒業後も、先生がお仕事で関わった展示会や何かのお知らせメールはきていたけど、個人的に飲もうというメールは初めてだった。

夢なんじゃないかと思って、何度も何度も読み直した。

美術館で待ち合わせて、ちょっと大人っぽい雰囲気のバーに入って、乾杯をしてもまだ夢の中にいるみたいにふわふわした。

「全然大人じゃないです、仕事もまだ全然だし、わかんないことばかりで」

「いや、レイは綺麗になったよ」

名前を呼ばれて心の中で驚いた。

在学中は他の生徒と同じように、苗字で呼ばれていたのに。

「雅先生は変わらないです、かっこいいまんまです」

「本当?嬉しいな」

歳の差は軽く一回り以上離れている。

それでもいつでも背筋がピンとして、優しい笑顔の先生はみんなの憧れだった。

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