彼の愛で全てがいっぱいになって幸福感に包まれる初めてエッチ (ページ 7)

くちゅ、という音が、自分のその場所からしていることが信じられない。

両脚を大きく広げられて、その場所を見つめられていることも、もう気にならない。

「まだきついけど…だいぶ馴染んできた」

「やあっ…あ、…んっ」

「どう?」

不安そうな表情に見つめられる。

どれだけ指で慣らされても、痛みは全然なくならない。

でも、それだけじゃない。

「中が…きゅって、する」

途端、中で動いていた指が止まって、引き抜かれる。

「稔さん…?」

「もうダメだ、限界」

稔さんがベッドサイドに手を伸ばす。

小さいビニールの包みを開ける姿で、その意味が分かった。

「いい?」

恐る恐る頷く。

稔さんは頭をポンポンと撫でながら、「優しくするから」と言ってくれた。

「あ…、はぁっ…、」

「すごっ……きつい」

こちらのペースに合わせるように、ゆっくりゆっくりと稔さんが入ってくる。

やがて、腰の動きが止まる。

「全部入ったよ」という熱っぽい声。

一度ひいた涙がまた溢れてきたのは、痛みのせいなのか

それとも感極まったせいなのか、自分でも分からなかった。

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