クールな後輩を乱したくて仕掛けた大人の駆け引きに翻弄されるのは― (ページ 4)
「ん……あっ……」
まさかこんな刺激で喘ぐなんて、どうかしている。
「エロカワイイって言葉、いつ使うんだろうと思ってたんだけど。そっか、なるほどね」
クールぶった口調にかっとして、彼の下着の中に手を突っ込み、既に熱く硬くなっている彼のソコに手を這わせた。
自分がまだ、下着も取っていないのに男のペニスに手を出すなんて。
――今まで一度もしたこともないのに。
成宮だって、油断していたはずだ。
「あ……っ」
クールとは言い難い、熱のこもった甘い声が彼の唇から漏れる。
私がすごく聞きたかった声に、胸が弾んだから気づいた時には成宮の熱く滾ったモノを舌先で舐めていた。
彼の大きな掌が私の頭を撫でる。
「こんなに淫乱だなんて、知らなかった……っ」
わざと、なのだろうか。
私を煽るように、また、いつもと同じクールな声でそんなことを言うから私はむきになってしたこともないような深くエロティックな愛撫を彼のイチモツに捧げていた。
成宮の呼吸が荒くなり、甘い喘ぎ声が漏れる。
この、熱い声をずっと聞いていたくて私は頭をいっそう激しく動かした。
もう少しで彼の熱欲が放たれる寸前、不意に彼はするりと私から逃げ出した。
形勢逆転。
私はまだ服の大半を身につけたまま、全裸の成宮に押し倒される形になった。
潤んではいるものの、クールさを残したその瞳が私を真っ直ぐに見つめている。
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