休日の誰もいない社内でAV鑑賞しているところを見られて、年下男性から動画と同じように責められて……。
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休日の誰もいない社内でAV鑑賞しているところを見られて、年下男性から動画と同じように責められて……。 (ページ 1)
今日は休日。
でも、私は特にすることもなく、溜まっている仕事を片付けようと会社へ休日出勤することにした。
会社といっても、父の経営する小さな小さなデザイン事務所。
ほとんど引退したと言っても過言じゃない父と私、あと社員2人で営んでいる小さな個人事務所。
鍵も持っているので、父へ許可を取ることもなく会社へ出勤した。
休日は電話もかかってこないし、静かでのんびりしている。
ゆったりとした中で、パソコンに向かってやり残した仕事を片付けるために、カチカチとマウスを動かしていた。
3時間ほど仕事をして、いったん休憩しようと思い、コーヒーを飲みながら何気にネットサーフィンをしていると、アダルトサイトへ飛んでしまった。
普段はこんなサイトなんて見ないから、ちょっとドキドキしてしまう。
思わず、ヘッドフォンを耳につけて、エッチなAVをポチ。
画面には淫らになった女性が、男性に責められ甘い声をあげながら腰をくねらせていた。
ヘッドフォンから聞こえる女性の甘い妖艶な喘ぎ声が耳の中いっぱいに広がり、次第に変な気分になってくる。
『あぁん~…もっと弄ってください…』
『コリコリ硬くさせて感じているのか?』
Sっ気のある男性がM性のある女性の乳首を摘まんで捻り、いやらしい言葉を囁いている。
男性から羞恥の言葉を浴びせられて感じている女性を、自分と重ねてイメージしてしまい、画面に思わず食い入りながら見入ってしまっていた。
そのせいか、私の背後に人が立っていることに、まったく気が付かなかった。
『乳首弄られているだけでこんなになって、いやらしい女だな!』
男性はそう言いうと、少し乱暴な手つきでクチュクチュと音を立てながら女性の秘所を刺激する。
「ゴクリ…」
思わず生唾を飲み込んだ時、私のヘッドセットを後ろからゆっくり外す人がいた。
「アッ!!」
「ちはるさん…何見ているんですか?」
振り向くと、社員の成瀬くんが私の背後に立っていた。
心臓がドキドキと高鳴って、顔から火が出そうなくらい赤面しているのが自分でもわかる。
耳が熱を帯びて、頭の中でキンキンと変な音が響いているような感じがした。
「な、成瀬くん、いつから…立っていたの?!」
急いで画面を消そうとして、マウスを持ってカチカチと画面の×印を押していく。
「ちはるさん、いいですよ!そんな慌てなくても。女の人だって、見たくなる時くらいあるよね」
彼の表情は少し勝ち誇ったような顔つきで、私を見下ろすような立ち位置で私を見つめながら言った。
普段仕事をしている時は、私の方が上の立ち位置。
年齢だって私の方が上。
それなのに、今はこんなにも上から目線で、優越感に浸ったような態度話しかける様子に少しいらだちを感じる。
私は、無言で立ち上がり、その場を離れようとした。
その時、腕を掴まれてよろけた私は、成瀬くんの胸の中へと倒れ込んでしまい、ギュっと後ろからハグをされてしまった。
「ちはるさん、どこ行くの?」
「どこって…もう片付けて帰るのよ」
「あんな動画見ていたんだから…」
「何よ…」
後ろからギュっと抱きしめられて身動きが取れない状態で肩に顔を埋めてくる成瀬くんは、少し息遣いが荒かった。
いったいいつから私の後ろに立っていたのだろうか?
入ってきた気配はまったく感じられなかったし、気が付かなかった。
しかも、こんな休日に何故?
私の頭の中は、そんなことがぐるぐると駆け巡り、パニック状態になっている。
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