空き部屋でギラつく雄になった先輩に貪られる余裕のないオトナの情事

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空き部屋でギラつく雄になった先輩に貪られる余裕のないオトナの情事 (ページ 1)

「はっ…あ」

「声、まずいって、立花」

「だっ、て」

真崎先輩が見かねたように、私の口を手で覆った。

酔っ払いらしい力加減のなさに、頭が後ろの壁に音をたててぶつかる。

そもそもここは、どこなんだったか。

空き部屋を見つけて転がり込んだ記憶は、ぼんやりとあるんだけど。

上司と同僚たちがいる宴会場の騒ぎが、かすかに聞こえる。

浴衣は、かろうじて帯で引っかかっている状態で、むき出しになった肩を、先輩の唇と舌が這っている。

時々、肌を吸われる甘い痛みが、ぴりっと身体を痺れさせる。

先輩、執着心とか独占欲か薄そうに見えるのに、キスマークつける派なんだ…意外。

「ん!」

思わず先輩の浴衣を握りしめた。

裾から潜り込んで、私の中を探っていた先輩の指が、ある一点を優しく押したからだ。

「ここ?」

「んっ…」

先輩は指に場所を覚えさせるみたいに、何度も何度も、同じ場所をなでて、圧迫する。

口を塞がれているせいで、声が出せない、苦しい。

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