知り合ってすぐの人になぜか性癖がバレていて…うっとりする絶頂
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知り合ってすぐの人になぜか性癖がバレていて…うっとりする絶頂 (ページ 1)
奈央には毎朝ときめく時間(とき)がある。
それは、名前もわからないけれど、胸をドキドキさせる凛とした雰囲気の男性と通勤時に駅ですれ違う時間である。
あちら側もなんとなく奈央の視線に気づいているような気もするその時に、なんとか話かけたいと思うが、朝の忙しい通勤時間帯であり、躊躇してしまう。
今朝もその時間を迎えた。
目は合ったけれど、今日もただすれ違うだけの朝であった。
電車に乗った奈央は、ふーっとため息をついた。
☆☆☆
天気のよい休日、奈央は大きな書店に出かけた。
カフェも併設のお気に入りの場所である。
お気に入りの作家の本棚に来た時、視界に入ったのはあの凛とした雰囲気の男性だった。
一気に胸が高鳴る。
こんなチャンスは二度とないと思った奈央は、勇気をだして話しかけた。
「あ、あの、いつも駅であなたを見てて…好きです!」
奈央はいきなり告白してしまい、顔を赤らめた。
自分でも何を言っているのかわからなかった。
「あ、ああ。知ってますよ。よかったら、ついてきてください。」
「は、はい。」
いきなりついてきてと言われて驚愕した奈央であったが、黙って従った。
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