深みある年上男性に巧みな愛撫と指示を与えられシーツの波に溺れる

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深みある年上男性に巧みな愛撫と指示を与えられシーツの波に溺れる (ページ 1)

それはほんとに、雷に打たれたような衝撃だった。

一目惚れ。

薄暗い照明のバーの奥、DJブースでその人は静かにレコードを手にとっていた。

カクテルグラスを片手に持ったまま、じっとその人の真剣な表情を見つめていたら、ふいにピタリと目が合った。

暗くてよく見えないけれど、相当年上だということはわかった。

若い人にはない、深みのある顔をしている。

目をそらせずにいると、その人は優しそうに微笑んで、再び視線をレコードに落とした。

…それが、先月の話。

今私は、その頃からしたら信じられないことに、

その人とアルコールの匂いが混じったとろけるようなキスをしている。

「んっ…」

「ハハ。澪ちゃん酔ってる?」

ぎゅっと抱きしめられて、再び唇をふさがれた。

ビールの匂い。

それと、服や髪にしみついたバーの煙草のうっすらとした匂い。

「今日、いっぱい飲んだから、ちょっと…」

「今日だけじゃなくて、来るたびにけっこう飲んでたもんね。そんなに俺に会いたかった?」

図星。

マスターに名前と歳を教えてもらい、ひとまわり以上歳の差があるとわかった。

それでも気になってしかたなかった。

いつもより頻繁にバーに通って、ちょっとずつ話せるようになって…

そしてやっと、2人きりでホテルの部屋にいる。

「…はい…」

「正直でよろしい」

服の上から胸を撫でられ、思わず身を寄せると今度は背中に手が回された。

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