彼の言葉に胸きゅん…一方通行だと思ってた恋
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彼の言葉に胸きゅん…一方通行だと思ってた恋 (ページ 1)
同じ大学に通う私と涼太は、体だけの関係で繋がっている。
いわゆるセフレだ。
彼はイケメンな上、気さくな人柄で女子からの人気も高い。きっと私以外にも何人もセフレ
がいるんだろう。
飲み会でのお酒の勢いから始まり、かれこれ半年くらいこの関係が続いているが、最近嫌気
がさしてきた。
嫌気、というよりは虚しさ。
最初はカッコイイとは思っていたけれど、恋愛感情は全くなかった。
でも、彼に触れる度に愛しい思いがどんどん募っていき、同時にこの一方通行の想いを持ち続けるのが辛くなってきてしまった。
「美彩、今日この後空いてる?」
大学からの帰り道、たまたま一緒になって歩いていたところ彼が誘ってきた。
「もう、やめよう。こういうの。」
「なんで?…男でもできたの?」
「そんなんじゃないけど・・・」
上手く言葉が出てこない私にしびれを切らしたのか、涼太が私の腕を掴んで足早にどこかに向かい始めた。
向かった先は近くのラブホ。
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