オフィスラブ☆「先輩…一度だけ…許して」酔った私に後輩クンは (ページ 2)

「…ずっと残業してるじゃないですか?今日くらい仕事を忘れて飲みにでも行きません?」

「そうね…それもいいかも」

静香は残りの資料を机の端に追いやると、聡士と2人、会社を後にした。

「プハー!生き返る~!」

「先輩、親父くさいっすよ」

「もー細かいこと言わない!」

「ハイハイ」

酒と摘まみを堪能した静香はいつもより饒舌だった。

会社の愚痴、色んな不満、これからの不安…気づけば吐き出すように聡士に話していた。

そして気づけば時間は11時。

散々吐き出して酔い潰れた先輩を聡士は介抱しながらタクシーに乗せる。

「ちょっと~先輩!着きましたよ!家!」

「うぅ~ん……」

全く立ち上がろうとしない静香。

部屋も分からないので、聡士は仕方なく自分の家へとタクシーを走らせた。

家に着くと、明かりを点け、ベッドに静香を横たえた。

「はぁ……ようやく着いた」

その瞬間、静香の、はだけている胸元が目に入った。

見れば上から4つ目のボタンまで外れている。

いつの間に…?

ベッドまで運ぶことにとりあえず一生懸命だったから、少々乱暴に扱ってしまっていたのかもしれない。

タイトスカートもめくれ上がっており、静香の白い太ももが露わになっていた。

聡士はその光景を見てはいけないと一瞬は目を背けたが、静香の寝息が聞こえてくると、つい視線をチラチラとそちらにやってしまうのだった。

聡士は静香にそっと近づき、両手で頬を触ってみた。

起きない。

コメント (0)

コメントを書く