密かに片思いしている鬼上司から優しくされて、思わず告白!すると彼は「俺も好きだった」と私を優しく抱き締めてくれて…

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密かに片思いしている鬼上司から優しくされて、思わず告白!すると彼は「俺も好きだった」と私を優しく抱き締めてくれて… (ページ 1)

また仕事でやらかした。

これで何回目だろうと思うと頭が痛い。

昔から物覚えも要領も悪くて、それは社会人になっても変わらなかった。

誰もいなくなったオフィスで一人落ち込んでいると、肩を叩かれた。

振り返って思わず顔が青くなる。

「…なんて顔をしているんだ。そんなに俺が嫌いか」

「いえっ、そんな、滅相もありません…!」

そうは言ったけれど、鬼上司と名高い南さんに肩を叩かれたってことは、彼からのお説教も待っているということだ。

今は、今だけはどうかご勘弁を…と心の中で祈る。

好きな人にぼこぼこに怒られることほど、辛いことはない。

「まあ、次から気をつければいいだろ。そんなに落ち込むな」

「へ…?」

「お前はいつも一生懸命頑張ってるだろ。そのうちミスもなくなるさ。ほら」

缶コーヒーを渡される。

私がいつも飲んでいるやつだ。

それを見た途端、心がきゅっと締め付けられた。

「ず、ずるい…」

「なに?」

「だって、こんなのずるいです。いっつも厳しくて怖くて怒ってばっかりなのに…私…」

「…俺はそんなに怒ってばかりか」

「だって、私、南さんのこと好きなのに!ずるいじゃないですか!こんなに優しくされたら、もっと好きになっちゃう…」

はっとして南さんを見上げると、顔がめちゃくちゃ赤くなっている。

やらかした…。

絶対に誰にも言わないように、ましてや本人になんて絶対に悟られないように気をつけていたのに。

だって、イケメンで仕事もできる完璧超人な南さんに、私は絶対に釣り合わないから。

思わず逃げだそうとして、南さんに腕を掴まれる。

理解するよりも前に、彼に優しく抱き締められていた。

「俺も…ずっと好きだった」

「ええ!?」

嬉しくて恥ずかしくて、言葉にならない。

正直信じられなかったけれど、南さんが嘘を吐いているようには見えなかった。

それから彼に手を引かれるまま、私はラブホテルまでついてきてしまった。

思考停止のまま先にシャワーを浴びて、今は南さんが出てくるのを待っている。

夢かと思っちゃうくらい都合のいい展開だ。

「…桜?どうかしたか?」

名前を呼ばれて、飛び上がりそうになる。

シャワーを浴び終えてローブに着替えた南さんは信じられないくらい色気たっぷりで、私はそれを見ただけで気絶してしまいそうになった。

「おい、大丈夫か」

「大丈夫です。…南さん、なんで私なんかを…その…」

「桜が、可愛いからに決まってるだろ」

驚いて顔を上げると、めちゃくちゃ至近距離に彼の顔があった。

「いつも一生懸命頑張ってるじゃないか。ドジばっかだけどな」

「そ、それは余計な…」

一言です、と言おうとして唇を塞がれた。

すぐに舌を入れられて絡め取られ、その熱い感触に頭が燃えそうになる。

南さんの指が私のパンティ越しにあそこを撫でる。

それだけで、びくっと体が跳ねそうになる。

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