久しぶりに会ったのに時間のない彼。彼に抱きつかれ我慢が出来なくなった私たちは…。

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久しぶりに会ったのに時間のない彼。彼に抱きつかれ我慢が出来なくなった私たちは…。 (ページ 1)

桜がすっかり葉桜になり新緑の季節を感じ始めた頃、私は三ヵ月ぶりに彼とデートができることに胸を弾ませていた。

三ヵ月間は色々と忙しくて、前回会ったことがもっともっと前のようにしか思えない。

『ごめん…。仕事が長引いて20分くらい遅れる。もうちょっと待っていて』

その時、メールの着信音が鳴った。

今、省吾の仕事がものすごく忙しいと聞いていた。

悪いことしちゃったかな…そう思ってしまう。

私は人の行きかう様子をぼーっと見つめながら彼が到着するのを待っていた。

「千穂!ごめん…。この後また会社に戻らないと行けないんだ!」

ゆっくりできないことを知って、私は残念そうな顔をしてしまった。

「千穂はすぐ顔にでるんだから…。でも、本当にごめん!必ず穴埋めするから」

必死に手を合わせて謝っている姿がなんだかおかしくなってクスッと笑ってしまった。

「うん。しょうがないもんね…」

「せっかく暖かいし、公園を散歩しようね。途中、お茶してもいいし…」

そう省吾が言った。

本当は、この日三ヵ月ぶりだったから、会ってすぐにホテルへ向かう予定にしていた。

それが潰れてしまったことにはちょっとガッカリしてしまうけれど、こうして久しぶりに会えただけでも充分嬉しかった。

外へ出て歩き出すと、省吾は私に手を差し出す。

そっと省吾の手を握ると、温もりを感じ心までほんわかしてくるのがわかる。

公園の桜はほとんど散っていたけれど、まだ少し残っている木もあって、薄桃色と緑のコントラストもキレイだと感じた。

それに、今日は初夏を思わせるくらいに汗ばむ気温で、時折吹いてくる風の心地よさがとてもよかった。

公園のはずれにあるカフェのテラス席に座る。

コーヒー片手に会えなかった三ヵ月分の話をしようとするも、久しぶりで少し緊張してしまう。

省吾はそんな私に気が付いて、一生懸命話をしてくれていた。

コーヒーのカップがお互い空っぽになった時、ちらっと時計を気にする省吾を気になり、

「もしかして、そろそろ戻らないとダメ?」

そう聞いてしまった。

「いや…もう少し大丈夫だよ」

優しく微笑む省吾にホッとする。

「じゃあ、もう少しお散歩する?」

「そうだね」

再び、手を繫ぐと、公園内を散歩した。

少しずつ陽が落ちていき、高台から街並みを見下ろすと、ネオンがキラキラと光っていた。

急に、省吾が私の背後に回り、ギュっと抱きしめてくれる。

身体をつけてきて後ろから手を回し、耳元に顔を埋めてそっと省吾が囁いた。

「身体押付けてみて…もっと身体を密着させて!」

後ろから回した省吾の手がゆっくりブラウスのボタンを二つ外し、中に手を挿入させてきた。

「あっ…」

辺りは薄暗くなってはいるけれど、周りのベンチには人が何人か座っていて、話し声も聞こえてくる。

省吾の手がキャミの上からモゾモゾと動き、ゆっくりとブラのカップの中に指を入れてきた。

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