感じたことのない快感に戸惑いながらも大きな手が優しく撫でるから―バーで知らされる自分の魅力 (ページ 7)

「っふ…ん…。」

繰り返される違和感に耐えながら、まだアルコールの残る頭でぼんやりと考えた。

私…初めては誠さんが…。

でもそれを言葉にする余裕はなくて。

代わりに抱きつく腕に力を込める。

「痛かった?」

心配そうにたずねる優しい声が耳のすぐ側で聞こえる。

フルフルと首を振り、誠さんの首筋に顔をうずめる私。

すると、突然、

「あっ!!」

指先が触れた部分が気持ちよくて、体が跳ねた。

「な、何今の…?」

今まで違和感しかなかったのに。

中で感じた始めての快感。

その正体が分からなくて戸惑う私の頭を、誠さんの大きな手が優しく撫でた。

「大丈夫。愛ちゃんの気持ちいい所だから。」

「あっ!」

指先が小刻みに動き、そこだけを集中的に攻める。

ガクガクと震える私の足を、誠さんが自分の肩にかけた。

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