散々な1日を過ごして帰ったら…半擬人化した愛猫にすみずみまで舐められちゃう (ページ 5)
クロはいつもと違う由紀に首を傾げながらも、喜んでくれていると思い嬉しそうに頷いて、そっと舌を肌に這わせていく。
胸の谷間から、肩、腕、手、指先……手のひら、指の間、と順番に、しかし余すことなく舐められて、もどかしい快感に段々と腰が揺れ始める。
「下も、取って……?」
「あ、んっ……とる、とるからぁ……いっぱい、舐めてぇ」
「いーよ」
完全に蕩けてしまった由紀が、タイトスカートもショーツも脱いで、生まれたままの姿になりベッドに横たわる。
すらりと伸びた足をそっと掬い上げると、クロは足先に舌を伸ばして舐め上げた。
「んぁああっ……!!」
いつもならくすぐったいだけであろう足の裏も、今は情欲を誘う快感しか生み出さない。
「ん、……由紀……?」
完全に欲をにじませた、潤んだ瞳でこちらを見てくる主人に、さすがのクロも何かを感じたらしく、少し熱を帯びた声で名前を呼ぶ。
「もしかして、気持ちイイ……?」
「ふあ……ぅん、きもち、い……のぉ……」
その返答に、先ほどまで無邪気な光しかなかったクロの目に、鋭いものが宿り、鈍く光りはじめる。
人間よりもずっと敏感なクロの鼻には、確かに発情したことを表すフェロモンの香りが届いていた。
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