不作の合コンで。あえて選んだ目立たない男の子に―洞察力鋭い彼に犯されちゃう

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不作の合コンで。あえて選んだ目立たない男の子に―洞察力鋭い彼に犯されちゃう (ページ 1)

合コン帰りの女には、絶対ルールがある。

それは、

男を一人捕まえて終電を逃すこと、だ。

とはいえ、これはいわゆる「私ルール」である。

私、マリ子の絶対ルールだ。

今日もそのルールを従順に全うしたわけだけど・・・。

今日の合コンも、やっぱり不作だった。

私は今まで、積極的に男性と関わりを持ってきた。

そんな私を満足させてくれるような、美しくて、男気溢れる、経験豊富な男性を求めている。

なのに、合コンに集まるのは青い学生たちがほとんどだったりする。

今、私の隣を歩く青年もその一人だ。

「終電・・・逃しちゃったね、萩野くん」

お決まりの台詞を吐いて、はにかんで見せる私。

萩野くんは、今日の合コンで一番目立たなかった男の子だ。

22歳らしい。

イケイケでいかにも子供っぽい男子たちはさすがに気が乗らなかったので、彼にかまをかけてみたのだ。

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