会って早々にえっちされそうになるから…笑顔で仕掛けられる不可避な甘い罠

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会って早々にえっちされそうになるから…笑顔で仕掛けられる不可避な甘い罠 (ページ 1)

「春子さん、これ、おみやげ」

「わあ!スリタリーのケーキじゃん!」

白い箱をにこっとこちらに見せる良輔に、わあっとテンションが上がった。

お互い都合が合わなくて2週間ぶりに会うお家デート。

くそう。

今日も憎いほどかっこいい2つ下の彼氏に駆け寄ってぎゅっと抱き締める。

「会いたかった…」

「ん、俺も。最近忙しいね?」

「良輔こそ」

抱きついたまま顔を上げると良輔が優しく私の頭を撫でた。

その手のあったかさにじーん、と会えなくて寂しかった分胸が熱くなる。

私、そんなに寂しがり屋でもなかったんだけどな?

不思議に思って首をひねると良輔が嬉しそうに目尻を下げた。

「春子さんは俺を喜ばせるのが得意だよね、ほんと」

ちゅっと愛情表現するみたいに鼻先に軽くキスされてふわふわした気持ちになる。

久しぶりに会えて幸せだなあ〜。と余韻に包まれていると。

…、なんか、太ももに当たってるんだけど…?

え、いやまだちゅーもしてないしぎゅってしてるだけなんだけど、いやそれはそれで嬉しいけど。

「春子さん、えっちし」

「ケーキ!私ケーキが食べたい!」

良輔の言葉を遮ってテーブルの上に置かれた白い箱に手を伸ばそうとすると。

その手首をぱしっと掴まれて指先をぺろりと舐められる。

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