失恋で傷ついた心ごと大切に優しく癒やしてくれるセラピスト (ページ 7)

「服、脱いじゃおうか。」

「…//」

「着たままじゃ、オイルできないよ?」

恥じらいもこれから、始まる快感には負けてしまう。

こくんっと頷くと、章彦さんが優しい声で言う。

「脱ぐとこ見ないであげるから。」

だらしなく服を足元に残したまま

下着姿で立ちすくむ。

嬉しそうに章彦さんは微笑むと、

「うつ伏せに寝て。」

優しい声なのに、ただ体勢を変えてと言われているだけなのに、甘い命令にさえ聞こえてしまうのは私がおかしいのだろうか。

ドキドキという鼓動を隠すようにうつ伏せになる。

背中に手のぬくもりを感じると、途端に胸の締め付けがなくなった。

「恥ずかしい?」

外したブラジャーと取り去りながら章彦さんが言う。

「うん…//」

「可愛い。」

「…//」

章彦さんのカバンから、白いボトルが取り出される。

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