メガネを外した家庭教師が教えてくれるオトナのなり方
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メガネを外した家庭教師が教えてくれるオトナのなり方 (ページ 1)
「ねぇ、匠センセ…もっと教えて?」
「………夕鶴」
私はこれ見よがしに、自慢の胸を押し付けると先生の肩に触れる。
(……今日こそ、絶対におとすんだからっ!)
「…あーそろそろ時間だから、帰るね」
メガネを直してサッと立ち上がると、先生は鞄片手にさっさと部屋から出て行ってしまった。
「……えぇー!?あぁーもうっ!!匠先生の馬鹿っ!!!」
大好きな匠先生は私の家庭教師。
母の親戚で、私の高校受験のために中2の頃からずっと勉強を見てくれている。
一目惚れして、毎回会うたびに色々と頑張って(迫って)みるものの…いつも上手くかわされている。
(はぁ〜やっぱり大学生の匠先生から見たら、私って子どもなのかなぁ〜)
今日は胸元がV字に開いたワンピースを着て、ちょっとセクシーにしてみたが、先生はチラリとも見ることなく全く効果なし。
中3になってからは、大分身長も伸びて胸もかなり成長したので、それなりに自信があるのだが。
(Cカップじゃ…やっぱりまだ小さ過ぎるのかな〜?ん、よしっ!今日も牛乳飲まなきゃっ!!)
夕鶴は部屋を出て台所に移動し、冷蔵庫を開けてると母がキョロキョロと辺りを見回しやってくる。
「あっ、ちょっと、もしかして先生帰られちゃった!?」
「えっ、うん」
すると母は、男物の見慣れたスマホを私に手渡してくる。
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