彼と立ち寄ったひと気の少ないサービスエリア。仮眠するつもりがイチャつくうちに彼のスイッチが入ってしまい、止まらない二人は車の中で……。 (ページ 3)

「あんっ、はぁ、んん、やんっ」

「香織、口でして。俺のも気持ち良くして……」

雄太にうながされ、私はふらつきながらもう一度口に陰茎を含んだ。でも、雄太の愛撫にうまく咥えることが出来なくて、結局は私のほうが先にイッてしまった。

「何か今日すっげえエロくね?」

雄太は笑ってそう言うと、自分の陰茎を掴んで私のアソコに撫でつけた。ヌルリとした蜜を絡めとるような行為に、思わずきゅうっと膣が締まっていく。

「香織」

と雄太は私の名前を呼ぶと、ズブズブと膣内へ挿入した。

「ああんっ」

「あー……香織の中、すげえ気持ちいい……」

雄太は私の感触を確かめるようにゆっくりと腰を振る。やがて我慢しきれなくなったのか、すぐにその動きは激しくなった。

雄太の動きに、車体がユサユサと揺れ始める。

「あんっ、だめ、そんなにしたらっ……!」

いくらひと気が無いといっても、妙な動きをする車があれば目立ってしまう。しかもこんな真夜中に車が揺れていれば、誰だって不審に思うだろう。

だけど雄太はそんなことはお構いなしに私の身体を責め続けた。

「はぁ、もー無理、止まんねぇし……っ」

「ああっ、んっ、はぁ、や、んんっ、ああんっ!」

私はたまらなくなって雄太の身体にしがみついた。

「はぁっ……香織、そんなことしたら中で出るって」

「いい、あんっ、もう、出してっ……!」

悲鳴に近い私の喘ぎ声に、雄太は私の唇を濃厚なキスで塞いだ。そして荒々しい腰つきで激しく前後した。

「あふっ……ん、ふぁっ、んんっ!」

「俺、もう、いく……うっ!」

雄太は最後に短く声をあげ、私の中に全てを放出した。息を切らし、視線がぶつかる。そうしてお互い何も言わずにキスをし、ふふっと笑い合った。

「(……私、車の中でしちゃった……)」

私は快感の余韻に浸りながら、ふと車の窓に目を向けた。カーテンに手を伸ばし、ちらりと外を覗いてみる。すると、いつの間にか隣にトラックが停まっていたことに気付き、慌ててカーテンを閉じた。

その様子に雄太が怪訝な顔をする。

「どうした?」

「と、隣……トラックが停まってた」

「マジかよ。絶対ヤッてんのバレてるな」

そう言いながらも雄太はどこか楽しげだった。

「どうしよう、トイレ行きたいのに出れないよ……」

「なら、ここですれば?」

「ばかっ! するわけないでしょ!」

私の言葉に雄太は大笑いした。

「(やっぱりエッチは部屋の中でするほうがいいのかも……)」

そう思いながらも、非日常的な空間でのセックスが癖になりそうな自分がいる。シチュエーションが変わればこんなにも興奮するなんて……。

私はまだ火照りが治まらないアソコを押さえながら、隣のトラックが早く発車してくれることを祈った。

-FIN-

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