兄のエッチが見たくて手錠で拘束して襲ったら―頭脳派Sに激しく責め立てられる (ページ 6)
えー、でも、他にどう呼べば。
「…拓也?」
驚いたことに、その瞬間、私の中で兄のものがぐっと張りつめ、ふくらんだ。
見上げると目が合って、兄がかっと顔を赤くする。
自分でも動揺しているみたいで、腹立たしげに、くそっ、と毒づいた。
「あっ、んっ、んぁっ!」
苛立ちをぶつけるみたいに、突然、私を激しく責め立てる。
ただでさえぴたりと合ったものが、いいとこ全部こすりながら出入りする感覚は、たまらない。
じきに、私はもう一度、全身を硬直させて昇りつめた。
「死にたい…」
「手の抜けない人だねえ」
枕に顔を埋める兄は、猛烈な後悔の嵐に襲われ中だ。
「血縁は身体の相性いいって、ほんとかもね」
「知らん」
「またあ、お兄もイく時、声出ちゃってたよ」
「妹とピロートークする趣味ないんで。シャワー浴びてくる」
はい残念。
ガチャン、とベッドに繋がれた手首に引き戻された兄は、愕然と私を見た。
ほんと、ちょろい。
「次はお兄の可愛い声、もっと聞きたいな」
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