「ねえ、君を描かせて?」画家の綺麗な手に写されて火照る身体

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「ねえ、君を描かせて?」画家の綺麗な手に写されて火照る身体 (ページ 1)

「ねえ、君を描かせて?」

一人で画廊をめぐっていたときに、ふと立ち寄った小さな画廊。

そこで出会ったのは、清潔感のある22歳の青年、桜井さんだった。一人で絵を描きそれを売り、細々と生活しているという。

展示されている彼の絵をまじまじと眺めていたら、話しかけてくれたのだ。

それから絵のことを色々話した。

自分の世界を持っていて、物静かで、柔らかな彼の人柄に、私は引き込まれていった。

「ほのかさん、素敵な目をしてるね。それに、雰囲気がやわらかい」

「そんな、それは桜井さんですよ」

私は顔を赤らめた。

だって

急に目を見つめて言うものだから・・・。

「いいや。他の女の人とは違うよ。なんか、引き込まれるな」

彼は少し考えたようなそぶりをした。

「ねえ、君を描かせて?」

私は恥ずかしかったけど、それを承諾した。

私たちは予定を会わせて、一週間後、彼のアトリエにおじゃました。

私は白い薄いワンピースを着せられ、机に寄り掛からせられた。

「きれいだ。僕が思ってたよりずっと美しい」

彼はうっとりとした目で私を見つめた。まっすぐな視線、胸がきゅっと射抜かれる。

「そう、そのポジションのままでいてね」

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