「他の男に、傷なんてつけられやがって」女扱いしてくれない先輩に怒られ嫉妬をぶつけられる (ページ 8)

「あああっ、は、佐山さ、佐山、さん!」

「っ、煽るな、バカ」

快楽に溺れる思考の中で佐山さんの名前を呼べば、それはかえって逆効果だったらしい。

一際強く奥を突かれて、目の奥が白くちかちか光った。

「やあっ、も、だめ、んっ!」

そう口にすると、佐山さんは目を細めて微笑んだ。

その妖艶の笑みに気を取られたすぐ後、私の身体に稲妻のように快感が走る。

「あああっ、ひいっ、ん、あああああああああああっ!」

がつがつと揺さぶられれば絶頂はすぐそこだった。

目の奥の白い光と同時に、中で佐山さんの熱が弾けたのが分かる。

どくどくと脈打つ佐山さんの滾りと中を満たす白濁を感じながら、私はくたりと身体の力を抜いた。

「七海」

「ん、ふっ、んん、んっ」

濃厚なキスを受けながら確信したのは、もう佐山さんから離れられないということ。

私の中でむくむくと大きくなっていく彼の滾りを感じながら、私は小さく息を吐いた。

-FIN-

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