大学の講義中に机の下で好きな人からイタズラされて…一途な想いの行方 (ページ 9)

「ン…そんな、キツく締めないで」

夏樹くんと目が合って、愛しい気持ちがこみ上げる。

こんなことされても、嫌いになれない。

もう理屈なんかじゃない、どうしようもないところまで惚れてしまってるんだ…

『ふっ…あぁ…やぁ…』

絶頂が近いのか、頭がボーっとする

目の前にいるはずの夏樹くんの声がやけに遠くに聞こえる。

「ごめんね、莉子ちゃんの気持ち利用して」

『あぁ、やぁん…や、あぁ』

「ほんとはちゃんと俺も…」

下からの激しい突き上げに翻弄されて、そのまま夏樹くんに体を預けて気を手放した。

繋がったまま、自分の腕の中で眠る彼女をぎゅっと抱きしめた。

俺の声、ちゃんと聞こえてたかな。

君が起きたら、もう一度ちゃんと伝えよう

ほんとは俺もちゃんと、

初めて会った日から好きだったよ

-FIN-

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