いただきます、そう言って私は髪を解き弱り切った男の唇に口づけた (ページ 5)

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あれから無理矢理私は男の膝に寝かされ、頭を撫でられていた。

「去年、駅前の公園で呑みすぎて潰れてる奴とヤったの覚えてねぇ?」

「あ……あの未成年飲酒」

確かに、ちょうどムラムラしてたらいたから美味しく頂いた。

周りに人気もなかったし。

「あれ俺。…ほんと顔とか覚えてねぇんだな」

「まぁ、性欲満たされればどうでもいいので」

「あの日から探してたけど、まさかそっちからやってきてくれるなんてな」

男はそう言うと、私に口付けにやりと笑う。

「俺は虎徹、これからお前俺の女」

「……え」

「セックスには困らせねぇよ」

まぁ、それなら。

「私は、唯子です」

そろそろ落ち着いてもいいかな?

-FIN-

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