いつでも余裕な年上彼氏を優位に苛めるはずが…… (ページ 4)

「待っ…まだ、いってる…んんっ…」

口ごたえをキスで塞いで、利人さんは分身をわたしにねじ込んだ。

絡む舌に喘ぎが奪われ、荒い吐息だけが逃げていく。

「千星、締めつけ過ぎだ…」

そう言われても、体が勝手に達し続けるからどうしようもない。

「ぁ、あン…利人さ…気持ちぃよぉ…」

大きいストロークで奥を侵される度に、快感の波が押し寄せる。

「やっ…また、いく…気持ちよすぎ…利人さんはっ…気持ち…いっ？」

「あぁ…俺も気持ちいいよ。もう、余裕がない」

言葉通り、利人さんの腰使いから余裕がなくなっていった。

ぱちゅぱちゅと音を鳴らしながら、熱い分身はわたしの体で快感を貪る。

「もぉ…むり…利人さん、出してぇ…」

「いいのか？千星も溜まってるんだろう？」

額に汗を浮かべている癖に、それでも利人さんは悪戯に笑った。

「壊れちゃうからっ…これ以上、いったら…なか、壊れるぅ…」

「千星を壊したりしないよ。オモチャじゃないんだから」

逞しい腕がぎゅっとわたしを抱きしめる。

「でも、俺も限界だ」

囁く声が切羽詰まっていて、内側がキュンと反応した。

「こら…千星、なかをひくつかせるな…」

「勝手になっちゃうんだもん…っああ！」

お仕置きするような激しいピストンが始まって、嬌声を堪えきれない。

「千星…出すぞ…」

「うん…いっぱい、わたしに出してっ…」

わたしを強く抱きしめたまま、利人さんは分身を最奥に叩きつけた。

「くっ…千星…」

奥の奥で分身が膨らんで弾ける。びゅるびゅると精を解放しながら、利人さんが絶頂の呻きを漏らした。

「ぁ、ああ…っ…出てるぅ…！！」

火傷するかと思うくらい熱い放射液を感じて、わたしもまた達してしまった。

「利人さん、気持ち良かった？」

移動したベッドの中で聞いてみる。

「気持ち良かったよ」

「本当？オナホより？」

一抹の不安が消えないわたしが食い下がると、利人さんがふわりと笑った。

「当たり前だろう。千星とするのが一番、気持ちいいよ」

頭を撫でられるとすぐに力が抜けてしまう。

「わたしも、利人さんが一番、気持ちいい」

つい口が滑った。利人さんが顔色を変える。

「ん？千星は俺と何を比べてるんだ？」

「…女の子だって、さくっとイきたい時があるんだよ」

「明日はお前の家に行くからな」

今度はわたしがオモチャでいじめられる番みたい。