いつでも余裕な年上彼氏を優位に苛めるはずが…… (ページ 2)
「わたしと会えなくて、溜まってたの?」
膝に跨って、涼しげな一重の目を覗き込む。
「…溜まってたよ」
「だからって、こんなもの見ながら一人でするんだ」
「男はさくっと抜きたい時がある…」
「ふーん。あれ使ったら、さくっと抜けるの?」
わたしはテーブルに投げ出されたローションと、肌色の何かを指差した。
「わたしとするより、気持ちいいんだ?」
こっちは利人さんとするまでって我慢してたのに。
そう思うと自己中だけど、意地悪な気持ちが膨れていく。
「千星とするのが一番に決まってるだろう」
「本当かな?じゃあ、やってみせてよ」
シリコン製らしい肌色のものを利人さんに手渡す。
「これって、オナホってやつだよね」
「なんで、知ってるんだよ」
「そのくらい知ってるよ。子供じゃないんだから」
ちょっとむっとして、利人さんのスウェットを引き下ろした。
足の間に座ってすっかり元気をなくした分身を取り出す。
「でも、使い方は分からないから、利人さんがやってみせて」
「分かったよ…」
渋々といった感じで、利人さんはオナホを手に取った。
慣れた手つきでローションを垂らし、分身を小さな穴に突き入れる。
「すごい…こんな風にするんだ」
「ふ…千星、近くで喋るのやめてくれ…息が…」
利人さんが切なげに眉を寄せた瞬間、分身がぐんと大きくなった。
「気持ちいいの?」
「まあ…それなりには…」
にゅるにゅるとオナホを上下させる手がいやらしい。
「わたしもやりたい」
「千星…もういいだろう…」
困り顔を無視してオナホを掴んだ。シリコン越しに、分身の硬さを感じてドキっとする。
「こうしたら、気持ちいいんでしょう?」
ぐちゅぐちゅと音を立てて、オナホで分身をしごいた。
びくんと利人さんの腰が跳ねる。薄い唇から洩れる溜息がわたしの耳を愛撫するようだ。
「男の人は先っぽが感じるんだっけ」
ぐっとオナホを持ち上げて亀頭を刺激する。
「うっ…千星、やめなさい…」
「どうして?さくっと抜きたいんでしょう?」
しごくスピードを上げたら、分身が限界まで膨らんだ。
「ぁ…やめ…出るから…」
大きな手がわたしの手を包んで止める。
「千星、これ以上するなら、お仕置きしなきゃだぞ」
獰猛な雄の瞳がわたしを射抜いた。
途端に弱気になってしまうのは、利人さんに身も心も捧げているからで。
「うぅ…わたしだって、淋しかったのに……」
「そうだよな。千星も我慢してたのに、俺だけずるかったよな」
優しい利人さんの笑顔が咲く。自分の子供っぽさが恥ずかしい。
「自分勝手なことばっかりして、ごめんなさい…」
「千星のそういう素直なところ、好きだよ」
啄むキスを与えられると、体が勝手に大人しくなる。
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