「やぁあ、あっ、ああっ、ん」
「光花、光花っ」
喘ぐように私の名前を呼ぶ遥人の姿に、快感が背中を駆け抜ける。
ぐちゅぐちゅと中を掻き回す滾りは熱く、私までその熱に溶かされそうだ。
「好き、です、光花」
いつもなら行為の最中にそんなこと、絶対言わないのに。
遥人の切羽詰まった表情と潤んだ瞳、そして口にした言葉は容易く私を絶頂へ導いた。
「ひあああああああっ!!」
「っく……!」
顰められた遥人の表情と中の感覚で、どぷりと白濁が吐き出されていると分かる。
いつもと同じ、彼の優しい口付けを感じながら、私は意識を手放した。
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