カラオケで世渡り上手な男友達と憧れの理系男子に迫られて…謀られた3P (ページ 2)
「はぁーー。いいな、結婚。私も早くしたーい。」
「みやびでもそんなこと思うんだ?」
入社して3年、やめたいと思うこともあったけれども、必死に頑張ってきたつもりだ。
仕事でもがいている間に同期はさっさと寿退社しようとしている。
またため息がもれる。
「みやびはさ、頑張ってると思うよ。結構みんな、みやびのこといいなって思ってるんだよ。…まぁ、俺もそのうちの一人なんだけど」
えっ?と聞き返そうした言葉は亮の唇で塞がれた。
「…みやびは俺のこと嫌い?」
もがくみやびに亮は再び唇を押しつけてきた。
「亮!お前何やってるんだ!」
バンっとドアが開き、慌てて離れる。
四宮が声をあらげていてみやびは驚いた。
「…四宮さんだって俺がみやびのこと好きなの気づいてたんでしょ?四宮さんもそろそろ白状したら?」
「っ…。」
亮は悪びれた風もなくしれっとしている。
四宮が斜め下を見ている。
「入社したときからずっと好きだった。…出来れば付き合いたいと思ってる。」
普段はあまり喋らないあの四宮が告白している、顔を真っ赤にして。
みやびまで気恥ずかしくなるほどに。
「んんっ…あっ…。」
ぽかんとしているみやびに四宮の顔が近づいてくる。
柔らかいものが唇に触れる。
頭が混乱して事態を飲み込むことができない。
頬を包まれ深く何度も口づけされる。
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