愛したあの人には奥さんが…。激しく惹かれ合う二人の期間限定の恋。 (ページ 3)
「あんっ、強い、強いのっ、んあっ」
「ほら、もっと動いてみせて。動けるだろう」
「んくッ……あァッ」
ジョンの肉棒は容赦なく芽衣の最奥の行き止まりを叩く。
芽衣の背筋をゾクゾクと快感が駆け上り、涙がにじんだ。
彼女は必死に腰をくねらせる。
ジョンはそのなまめかしさを、恍惚とした表情で見上げていた。自分の身体の上で踊る彼女は美しい、と見惚れていた。
その時、たまたまイイところを突かれた芽衣の腰がビクッと跳ねた。
「や、アッ……!」
喉を反らして短く叫んだ後、くたくたとジョンにしなだれかかる芽衣。ビクビクと膣内が痙攣している。軽くイッてしまったようだ。
芽衣の目は快楽に潤み、しっとりと汗ばんでピンク色に染まった頬は部屋の薄暗い明かりに妖しく照らされている。何度も交わしたキスによって、ふっくらとした唇は唾液で濡れていた。
ジョンにとって、彼女のすべてが色気に満ち、肉欲をあおり、そして神秘的であった。彼女の秘めたものを暴きたいとどんなに責め立てても、かえって自分が溺れていくだけだった。
芽衣の息が落ち着いてきたところで、再び腰を揺すった。ハッと息を飲む音がした。
「ま、待って……。力、入らなくて」
「それなら、そのままでいい」
「あ、んんッ……ひぅッ、あぁっ」
ジョンは芽衣の腰をしっかり掴むと、下から突き上げたり両手で揺さぶったりして、とろとろにとろけた彼女の膣内を好きに味わい始めた。
ぴったりくっついた芽衣の身体はやわらかく、特に乳房のふくらみはジョンに得も言われぬ気持ち良さを与えた。
これは芽衣にとっても同じで、ジョンの上で揺さぶられるたびに胸の先端がこすれ、ビリビリとした快感に翻弄される。そしてその快感は勝手に膣内へ伝わり愛液をあふれさせ、彼の剛直をキュウキュウと締め付けた。
芽衣はほとんど無意識にジョンの鎖骨あたりに舌を這わせた。ほんの少しの苦味と、それから彼だけの匂いにますます酔いしれた。まるで媚薬だと芽衣は思った。
ゆらりと身を起こした芽衣は、妖艶な笑みを浮かべてジョンを見下ろし、彼の動きに合わせるように腰を揺らし始める。
グチッ、ズチュッ、ネチョッ、とみだらな水音に膣内も耳も犯される感覚に身を任せた。
ジョンの右手が揺れる乳房に伸びてきて、包み込むようにやさしく揉む。手のひらがピンと上を向いた乳首をかすめるたびに、芽衣の下腹部がうずき膣内を犯す肉棒を締め付ける。
やさしい手とは反対に、ジョンの肉棒はどう猛だった。芽衣の最奥の行き止まりを突き破るように襲いかかってくる。芽衣は全身を突き抜ける気持ち良さに頭がクラクラしていた。
不安定な芽衣の腰を掴んだジョンは、快楽に染まった彼女の顔を見つめながらガクガクと揺さぶった。強い刺激に、芽衣の顔がクシャッと歪む。
グチャグチャと水音もいっそうよく聞こえるようになり、芽衣の最奥を絶え間なくかき回した。
「くっ……は、あんッ、あッ、この体勢、やっぱり深すぎ……すごい……や、あ、アアァッ」
ついに限界を迎えた芽衣は背を反らしてビクッと震え、ひときわ大きく啼いて果てた。
やわらかくも強い締め付けに逆らわず、ジョンも芽衣の一番深いところに欲望のすべてを解き放ったのだった。
その後、二人は寄り添ったまま夜明けを迎えた。
カーテンの隙間から薄明りがもれてくる。
「朝になっちゃった……」
「そうだな」
芽衣もジョンも、すっかり口数が少なくなっていた。もうお別れの時間だとわかっているからだ。
思い切り求め合えばきれいにお別れできると思っていた芽衣だったが、それは大きな考え違いだったと思い知らされていた。もっともっとジョンと一緒の時間を過ごしたくて、起き上がる気になれないのだ。
けれど、同時に自分から離れないと終われないだろうこともわかっていた。
動きたがらない心に無理矢理ふたをして、ゆっくりと体を起こす。離れたぬくもりに入り込む空気の冷たさに泣きたくなった。
「見送りには行かないわ……ジョン、元気でね」
深い愛情のこもった目で芽衣を見つめながら、ジョンも起き上がる。
ジョンの手が芽衣の頬を包み込んだ。
「芽衣も、元気で」
二人は、触れるだけの別れのキスを交わした。
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