愛したあの人には奥さんが…。激しく惹かれ合う二人の期間限定の恋。 (ページ 2)

「は……くぅっ」

 ひくひくと痙攣する膣内は熱くとろけ、ジョンの精を搾り取ろうと積極的に締め付けてきた。

 挑戦されたような気持ちになったジョンは、どう猛な笑みを浮かべた。

 グッと芽衣の腰を強く引き寄せると、大きく張った肉棒の先が最奥を突き上げ、彼女からすすり泣きのような嬌声が返ってくる。

 ジョンは膣内を確かめるようにゆっくりと動いた。

 ねっとりとしたその動きは、芽衣に新たな刺激をもたらす。

 ジョンの硬い肉棒のカタチがいやでもわかってしまう。グリグリと奥を犯されると、息が詰まりそうな快感がほとばしる。そして引き抜かれていく時に自分の肉襞が彼に絡みついていることも感じ取った。自分はとても淫乱な女なのではないかと、恥ずかしくなり枕に顔を押し付けた。

 しかし、そうしたところでジョンの責めが止まることなどなく、彼の手は無防備な女芯へと伸びた。

 先ほどさんざん擦られたそこはとても敏感になっていて、軽くなでられただけでビリッとした甘いしびれが芽衣の身体を跳ねさせた。

 ジョンの手の動きは積極的になり、ぱんぱんにふくれた女芯をなでたり潰したりして芽衣を追い詰めていく。

 枕に顔を押し付けたままではまともに呼吸もできなくなり、芽衣は思わず顔をあげた。いくらか呼吸は楽になったが、その分あえぎ声は芽衣自身にもよく聞こえるようになってしまった。

 目尻に涙をにじませて枕をギュッと抱きかかえる芽衣を、苦しそうだなと思いつつもジョンは腰の動きを止めない。彼女のそんな顔さえ愛しいのだ。

 そのまま芽衣の甘い絶頂の叫びを聞きながら、ジョンは彼女のナカで果てた。

 タガが外れたようになった二人は、今度は正常位でつながった。

 疲れ果て、息も絶え絶えになっていても、芽衣は「やめたい」とは言わなかった。やめてしまえば、きっと眠ってしまう。そうすれば、残り少ないジョンとの時間がもっと少なくなってしまうと思っているからだ。一分一秒でも長く彼を感じていたかった。

 芽衣がキスをねだるように両腕を伸ばすと、ジョンは微笑んでそれに応えた。

 激しい行為で二人の身体はしっとりと汗ばんでいる。深いキスを交わしながら、お互いの匂いも吸い込み酔いしれた。

 唇を放したジョンは、芽衣の脚を抱え上げて律動を再開した。

 もう力が入らない芽衣は、身体のすべてをジョンにゆだねていた。

 不意にジョンは体を起こすと、芽衣の腰をグイッと持ち上げた。

 今までと突かれていた箇所が変わり、違う刺激に芽衣の啼く声も変わる。

「く……はぁっ、あんっ、何これ……あぁんっ」

 グチュグチュズチュッというみだらな水音、おもちゃのように揺さぶられる身体、強すぎる快感に目がチカチカしてきた芽衣の全身がビクビクと震える。

 がっちりと腰を掴むジョンの手を反射的にはがそうとするも、与えられる刺激に身も心もとろけてしまい、芽衣の手は単に触れているにすぎない。

「アっ、ああッ、これダメ、おかしくなる……っ」

 直後、芽衣は気を失ってしまいそうな絶頂を迎えた。頭の中が真っ白になるほどの気持ち良さ。注ぎ込まれたジョンの熱は受け止めきれずにあふれ出た。

 呆けたような顔で余韻に身を震わせる芽衣を、ジョンは満足そうに見つめていた。膣内から引き抜き彼女の脚を開かせると、今まで咥え込まされていた剛直にさんざん抜き挿しされていた割れ目は赤く腫れあがり、二人分の体液でドロドロに溶けていた。時々、ヒクヒクと痙攣しては注ぎ込まれた精液をあふれさせている。

 とんでもなくいやらしく、みだらな箇所を、ジョンはギラギラとした目つきで凝視していた。その眺めに、彼の肉棒はまた力をみなぎらせていった。

 そんなふうに見られていることもわからないほど、芽衣の頭はぼうっとなっている。

 ジョンは芽衣に覆いかぶさると額やまぶたにキスを落としながら、ヌルヌルと肉棒を蜜壺に滑らせた。

「今度は、芽衣が上になって。俺を好きにしてくれ」

「さすがにクタクタよ……。起きるの、手伝ってくれる?」

 そして今度は、芽衣が上になってジョンの耳や首筋にキスを落としていた。愛しそうに彼のブラウンの髪をなでながら。膣中には彼のものが収まっている。

 すっかり敏感になった膣内は、動かなくてもビクビクと痙攣していた。そのたびに芽衣からは切なげな吐息がこぼれる。

 しかし、動かないのはジョンにとっては辛かった。

「芽衣、あまり焦らさないでくれ」

 と、ねだるように腰を突き上げた。彼女の膣内の肉棒はもう暴れ出す寸前だ。

 もう少し、と芽衣は送られてくる刺激に眉を寄せるが、ジョンはそれを許さなかった。芽衣の背中から腰、そして尻で止まった両手は、やわらかな尻肉をゆっくりと揉み込む。

「ん……ああ……。私の好きにしていいんじゃなかったの?」

 情欲をあおるような揉みかたに、芽衣は身もだえした。そして耐えきれなくなった腰が勝手に動き出す。

 ジョンの口からも、気持ち良さそうなため息がこぼれた。

「……時間切れだ」

 もっと動いてと言うように尻を揉む手の力が強くなるが、もう何度もイかされた芽衣の腰は重い。それでも彼女はジョンの要求に応えようと上体を起こして腰を振り始めた。

 二人の愛液と精液が混じり合ったネチョネチョといういやらしい水音が、芽衣の脳内を犯す。

 深々と自身を貫くジョンの肉棒の圧迫感はすさまじく、しだいに芽衣は身体から力が抜けていき腰の動きも小さくなっていってしまった。

 とたん、それを叱るように突き上げられる。

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