「たまには違うことしよっか」ドSな彼がローターを掴んで―
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「たまには違うことしよっか」ドSな彼がローターを掴んで― (ページ 1)
「603…あ、ここだ」
ほら、入って
蓮に促されて部屋の中に入る。
「へや…きれい」
「な?普通のホテルとほとんど変わらないだろ?」
出掛け先から帰る際、渋滞に巻き込まれてしまい、お互い疲れていることもあって宿泊することに。
連れてこられたラブホテルは、想像していたよりずっと綺麗だった。
初めての場所に興味津々の私は部屋の中を行ったり来たり。
「未華子」
ベッドの上にごろんと寝そべっている蓮に呼ばれる。
「お風呂入ろっか」
「わー!ジャグジー!え!ライトの色変わる!」
きゃっきゃとはしゃぐ私をなだめ、一緒に湯船に浸かる。
「お風呂にテレビついてる~」
「ん、はぁぁ…」
電源を入れたとたんに浴室中に響く声に私は固まる。
「何?未華子AVみたいの?」
私の顔を覗き込み、笑いながら蓮が言う。
「違っ!ってちょっと…!」
急に首にキスを落とされ、体が反応する。
「もうでよ?したくなってきた。」
憂いを帯びた視線で見つめられ、私は頷くことしかできなかった。
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