日曜日のゼミ室、担当教授がご褒美をくれる。ジーンズ越しにいやらしく触れてきて…… (ページ 4)

「じっとしててね。今日は、最後まであたしがしてあげるから」

 大きく脚を開いて、彼の上に乗る。

 彼のものに手を添えて、あたしの中へ導く。ゆっくりと腰を下ろして、彼を飲み込んでいく。

「ふ、う……んうぅ――っ」

 ああ……はいって、くる!

 大きく膨れ上がった彼のものが、あたしの中を押し広げ、入ってくる。自分の体重がかかる分、いつもより深く、一番奥まで届く。

「ん、ん、あ……っ、あっ――!」

 ゆっくりと、あたしは動き始めた。

 くちゅ、じゅぷ、じゅくっ、と、つながりあった部分から、粘ついた水音が響く。

 彼の質量に押し出されるように、あたしの中から快楽の蜜があふれ出してる。

 引き締まった彼のウエストに両手を置いて、腰を上下に動かす。

 恥ずかしいけど、でも、この気持ちよさを停めることなんかできない。

 かすんだ視線で、彼の表情をうかがうと。

 眉を寄せ、唇を噛んで、声を我慢してる。すごく、すごく、気持ちよさそう。

 その顔を見ただけで、ずきん、と胸の中心に何かが突き刺さるみたい。

「あっ、あ、あ……、淳史……っ!」

 全身が浮き上がる。

 力が抜けて倒れそうになったあたしを、淳史が腕を伸ばして支えてくれた。

 ふたり、同じリズムで、快楽の頂点を求めて駆け上がっていく。

「いい? 気持ちいい?」

「うん、いいよ。すごく……しまるっ!」

「あたしも――あたしも、いい、いく……いく、もぉ……あああっ!」

 そして、あたしたちは一緒にエクスタシーにのぼりつめた。

 翌朝。

「おはよ。よく眠れた?」

「うん。おはよう」

 起きてきた彼は、かなりすっきりした表情。

 ふたりで朝ごはん食べて、用意しておいたお弁当を渡して。

「いってらっしゃい、気をつけてね」

 彼を仕事へ送り出す。

 今日も一日、がんばってね。

 そして、また疲れて帰ってきたら、あたしが癒してあげるから。

-FIN-

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